令和3年度 緊急総合地すべり防止事業第101号工事(ゼロ国債)

こんにちは!
今回は、長野地域振興局様ご発注の「令和3年度 緊急総合地すべり防止事業第101号工事(ゼロ国債)」について解説します。
この工事は、令和3年7月の豪雨による被害を受けた長野市信州新町 楡之木地区で実施されました。
ICT技術を活用した最先端の工事方法が採用され、斜面復旧が進められました。

工事の概要

  • 工事名:令和3年度 緊急総合地すべり防止事業第101号工事(ゼロ国債)
  • 発注者:長野地域振興局
  • 箇所名:長野市信州新町 字 楡之木

主な施工内容

  • 簡易吹付法枠工:709㎡

工事の背景

令和3年7月の豪雨によって、長野市道上部に位置する斜面が崩落しました。
道路利用者の安全確保や交通の復旧が求められる中、早急に工事が進められることとなりました。
今回の工事では、ICT(情報通信技術)を活用し、効率的かつ正確な施工が実現されています。

工事内容

本工事では、ICT技術を活用した以下の取り組みが行われました。

  1. 3次元起工測量
    斜面の現況を正確に把握するため、3次元起工測量を実施しました。
    UAV(ドローン)を活用し、高精度の点群データを取得しています。
  2. 簡易吹付法枠工
    崩落した斜面に法枠工を設置し、吹付工法による補強を行いました。
    設置面積は合計709㎡で、安全性と耐久性を高めています。
  3. 3次元出来形管理
    工事後の出来形管理にもICTを活用しました。
    UAV測量で取得したデータを基に、斜面の形状や品質を精密に確認しました。
  4. 測量設計部との連携
    測量設計部と協力し、ICT技術を効果的に活用するための体制を整え、迅速かつ的確な対応を可能にしました。

工事の意義

今回の工事は、単なる復旧作業にとどまらず、ICT技術を活用した効率的かつ高品質な施工が特徴です。
これにより、迅速な災害復旧が可能となり、地域住民の安全と交通の確保が実現しました。
また、UAV測量による点群データ管理を活用することで、精度の高い測量と施工管理が行われ、今後の災害対策にも貴重なデータを提供しています。

長野地域の安全を守るため、これからもICTを活用した革新的な工事に取り組んでいきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!